運動と発達障害

麻痺などの運動障害がない子どもの場合、運動の発達が問題とされるのは、一般に乳幼児期の早期である。知的な遅れをもつ子どもは0~1歳期に運動面の遅れを示すことが多く、移動運動の発達の促進が、その時期の指導課題とされる。
その後、歩行が可能となり、運動の発達が進むと、周囲の大人の関心は、知的学習や言語に移り運動への関心は薄れていく。
しかしながら基本的な移動能力が達成されたからといって、すべての問題が解決したわけではない。
例えば、ある遅滞児が通常36か月で達成される階段を交互に足を出して昇降する、の項目を4歳で通過するとする。
発達尺度の上からは、1年遅れで3歳のレベルの運動を達成したことになるが、はたしてこの子は、3歳児と同じ運動能力をもっているだろうか?
遅滞児は姿勢やバランスに問題を示すことが多い。
運動の達成の質を見る必要がある。
子育ての参考にして下さいませ。
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